20年 TCK・大井 第65回羽田盃を考える
4/29 水曜日にTCK・大井競馬場で行われる 第65回 羽田盃(ダ1800m・3歳・発走20:10)
南関東3歳牡馬クラシックの第1冠です。
■羽田盃の出馬表はコチラ👇
今回は時間がないので、過去5年の結果からいきなりポイントをまとめます。
[ポイント①] 京浜盃の①着馬は羽田盃で②①②①③着。
[ポイント②] 馬券に絡んだ15頭中、11頭は京浜盃で1~5番人気と高い支持
[ポイント③] 前年、全日本2歳優駿で上がり3Fが1、2位だった馬は⑥②①着。
[結論]
京浜盃では実力馬を蹴散らして優勝。彗星の如くクラシックロードに現れたブラヴール。 性能は認めますが、デビューからここまで休養を取らずに出走。過去5年の連対馬で最も年明けからレースを使っていた馬でも3戦。ブラヴールは既に5戦を消化。上積みは???という気もいたします。
狙いたいのは前年、全日本2歳優駿で最速の上がり3Fをマークしたティーズダンクと2位であり、優勝したヴァケーション。
父はエスポワールシチー。大一番に強いブライアンズタイムの血を内包しているヴァケーションの変わり身に期待。
馬券は
4番ヴァケーションから馬複で2、10、11番への3点。
更に3連複で4番-2、10番-1、2、5、7、8、10、11番へ11点。
《結 果 発 表》
20年 TCK 第34回 東京プリンセス賞を考える
4/28 火曜日にTCK・大井競馬場で行われる 第34回 東京プリンセス賞(ダ1800m・3歳牝馬・発走20:10)
■東京プリンセス賞の出馬表はコチラ👇
[ポイント①] 浦和桜花賞の成績を鵜呑みにすると危険!?
南関東の牝馬3冠ロード。その第1弾は浦和競馬場で行われる桜花賞。
では、過去5年(2015~19)の浦和桜花賞③着以内馬が東京プリンセス賞でどんな成績だったのかを調べてみると・・・
浦和桜花賞着順、東京プリンセス賞着順(左から2015⇒19)※不=不出走
①着馬 ③③不②①着 連対率 50%
②着馬 不①⑦不⑨着 連対率 33%
③着馬 ⑭⑪⑥①②着 連対率 40%
浦和桜花賞①着馬は堅実だが、②、③着馬は凡走も多い。
実際、東京プリンセス賞は過去5回のうち3回では浦和桜花賞で④着以下だった馬が巻き返して連対を果たしています。
では、浦和桜花賞④着以下から巻き返した馬をまとめてみると・・・
2015年
ティーズアライズ 桜花8枠11番➇着 ⇒ 東プリ①着
スターローズ 桜花7枠8番⑨着 ⇒ 東プリ②着
2016年
スアデラ 桜花6枠6番④着 ⇒ 東プリ②着
2017年
アンジュジョリー 桜花6枠6番⑥着 ⇒ 東プリ①着
アップトゥユー 桜花7枠8番➇着 ⇒ 東プリ②着
ステップオブダンス 桜花7枠9番⑤着 ⇒ 東プリ③着
2018年
ゴールドパテック 桜花6枠6番⑦着 ⇒ 東プリ③着
桜花賞が行われる浦和1600mはコース形状から内枠が絶対的に有利。お分かりいただける通り、浦和桜花賞は外枠が祟って凡退した馬が巻き返していることがよく分かります。一応、上記した馬で浦和桜花賞で最も勝ち馬に離されていた馬で着差は2秒7差でした。
今年、浦和桜花賞で6~8枠に入って勝ち馬から2秒7差以内で駆けた馬は・・・
ブロンディーヴァ 浦和桜花賞7枠8番
レイチェルウーズ 浦和桜花賞6枠6番
ミナミン 浦和桜花賞8枠11番
[ポイント②] でも、浦和桜花賞非経由組は辛い
浦和の桜花賞は枠順競馬。と記しましたが、
過去5年の東京プリンセス賞で馬券に絡んだ15頭中14頭は浦和桜花賞に出走歴がありました。唯一の例外は19年の③着馬リトミックグルーヴ。
簡単に振り返っただけでも
15年 2番人気 ジェットシティ ④着
16年 3番人気 オルキスリアン ⑨着
17年 1番人気 ピンクドッグウッド ⑪着
これらが浦和桜花賞非経由ながら実績を買われて上位人気に支持されるも敗れてきた歴史があります。
今年、浦和桜花賞非経由で臨むのは8頭。おそらく上位人気に支持されるであろうカラースキームも過大評価は禁物でしょう。
[結論]
過去、浦和桜花賞で1番人気に支持された馬の東京プリンセス賞での成績は②③②②①着。
また前年暮れにTCK・大井競馬場で行われる地方競馬の2歳牝馬日本一決定戦 東京2歳優駿牝馬の勝ち馬は翌年の東京プリンセス賞で③②①⑪③着。唯一、馬券圏外に敗れたのは浦和桜花賞に出走していなかった17年のピンクドッグウッドでした。
浦和桜花賞で実力を買われ、1番人気に推され、更に東京プリンセス賞の舞台である大井競馬場で2歳女王に輝いたレイチェルウーズ。前走は枠順の差に泣きましたが、今度は巻き返して馬券圏内は堅いと見ます。
もうひとつ面白いデータを挙げると、東京プリンセス賞の過去5回中4回の勝ち馬は着順を問わず、浦和桜花賞で6~8枠に入っていました。つまり、浦和桜花賞で結果が出た出なかったに問わず、外枠で厳しい競馬を経験していたということ。それならブロンディーヴァ、ミナミンと該当する2頭の単勝を押さえ馬券として買うのはありじゃないでしょうか。
馬券
13番レイチェルウーズから2番、4番、10番、11番、15番への馬複
2番ブロンディーヴァ、15番ミナミンの単勝。
◎レイチェルウーズ 浦和桜花賞6枠6番
単穴 ブロンディーヴァ 浦和桜花賞7枠8番
単穴 ミナミン 浦和桜花賞8枠11番
《結 果 発 表》
20年 水沢 第20回 留守杯日高賞を考える
4/26 日曜日に水沢競馬場で行われる 第20回 留守杯日高賞(ダ1600m・3歳牝馬・発走18:00)
2005年から地方競馬全国交流競走に。
今年からは「留守杯日高賞」、「ひまわり賞」、「OROオータムティアラ」が岩手牝馬3冠競走に。その第1冠目として行われます。
■留守杯日高賞の出馬表はコチラ👇
[ポイント①] 他地区からの遠征馬が活躍
グランダムジャパンシリーズに組み込まれており、各地から実力のある馬達が遠征してくることでも知られるレース。
過去5年の③着以内15頭の所属地区を調べると・・・
年度、留守杯日高賞着順、所属地区(騎手の所属地区)
2015年 出走頭数11頭 他地区頭数6頭
①着 ホレミンサイヤ 愛知 (愛知)
②着 ミトノレオ 愛知 (愛知)
③着 ワールドウェーブ 笠松 (岩手)
2016年 出走頭数9頭 他地区頭数1頭
①着 サプライズハッピー 岩手 (岩手)
②着 チャイヨー 岩手 (岩手)
③着 スクリーンハッピー 岩手 (岩手)
2017年 出走頭数11頭 他地区頭数4頭
①着 ダンストンレガーメ 岩手 (岩手)
②着 グラマシー 愛知 (愛知)
③着 メドゥシアナ 岩手 (岩手)
2018年 出走頭数8 他地区頭数3頭
①着 エグジビッツ 北海道(北海道)
②着 スターギア 岩手 (岩手)
③着 プリムラジュリアン 北海道(浦和)
2019年 出走頭数8頭 他地区頭数2頭
①着 グローリアスライブ 川崎 (岩手)
②着 ボルドープラージュ 岩手 (岩手)
③着 ボルドーシエル 浦和 (金沢)
出走頭数が僅か1頭だった2016年を除き、他地区の所属馬が毎年、必ず連対しているのは重要なデータでしょう。
ちなみに今年は・・・
2019年 出走予定頭数12頭 他地区頭数4頭
所属地区は兵庫、北海道、川崎、浦和が1頭ずつとなっております。
[ポイント②] 地区毎の成績を出してみた
過去5年の各地区毎の成績を調べてみると
地区、出走頭数、[]内は左から①着、②着、③着、④着以下、連対率
◆岩手 31頭出走 [2・3・2・24] 16.1%
◇笠松 5頭出走 [0・0・1・4] 0%
◆北海道 4頭出走 [1・0・1・2] 25%
◇愛知 3頭出走 [1・2・0・0] 100%
◆南関東 4頭出走 [1・0・1・2] 25%
まず地元・岩手勢ですが、他地区勢が複数頭出走した年に連対したのは3頭。
その共通点は、留守杯日高賞トライアルのあやめ賞で出走馬中、最先着を果たしていたということ。
2020年ですとアンズビジンが該当します。
→ 岩手勢で買えるのはあやめ賞の最先着馬!
今年で言いますと、⓬アンズビジンが該当しますね。
さて、他地区勢を見ていきましょう。
まず、北海道、南関東の所属馬ですが、好走した馬と凡退した馬は具体的に何が違っていたのでしょうか?
☆出走したホッカイドウ競馬所属馬☆
2015年
④着 ユヅルノオンガエシ 高松亮(岩手) 田中淳厩舎
勝ち星は1200mのみ。前年の水沢・プリンセスカップ③着。前年暮れの東京2歳優駿牝馬⑦着以来の実戦。
2017年
⑨着 セミプレナ 松井伸(北海道) 山口竜厩舎
これも勝ち星は1200mのみ。前年の水沢・プリンセスカップ④着。前走は佐賀・ルプランタン賞(ダ1800m)③着。
2018年
①着 エグジビッツ 岩橋勇(北海道) 田中淳厩舎
勝ち星は1000~1500m。前年の水沢・プリンセスカップ①着。前走は名古屋の若草賞②着。
2018年
③着 プリムラジュリアン 加藤博(浦和) 山口竜厩舎
勝ち星は1000mのみ。前年の水沢・知床賞④着。浦和・桜花賞⑩着からの臨んできた。
ホッカイドウ競馬所属馬のチェックポイントは2つ
①勝ち鞍を1200m以上の距離で挙げていること。
②前年の水沢・プリンセスカップで勝ち負けしていること。
今年、ホッカイドウ競馬から参戦する❻レッドカードは勝ち鞍が1200mまで。また水沢コースを経験するのも今回が初めて。
☆出走した南関東競馬所属馬☆
2015年
⑩着 ラブディーバ 藤江(川崎) 佐々木仁厩舎
もともと岩手でデビュー。1000~1600mで3勝。川崎に移ってからはJRA3歳未勝利交流で②着があるだけ。牝馬限定の重賞・ユングフラウ賞⑦着、若草賞⑤着と結果を残せていなかった。
2018年
⑤着 リッカサンサン 和田譲(大井) 小沢厩舎
勝ち星は1400mまで。重賞出走、他地区遠征とも初めてだった。
2019年
①着 グローリアスライブ 村上忍(岩手) 高月賢厩舎
デビューはホッカイドウ競馬。勝ち鞍は1400mまで。南関東では3歳一組戦で③着があった。
2019年
③着 ボルドーシエル 吉原(金沢) 水野貴厩舎
デビューはホッカイドウ競馬。そこから岩手、南関東と移籍。勝ち鞍は1000mのみ。前走は名古屋・若草賞⑤着。
少し焦点を絞りづらいところはあるが、好走した2頭はホッカイドウ競馬出身。地元や他地区の名手に騎乗依頼。更に南関東の3歳上位クラスで好レースする能力があったグローリアスライブは見事に①着。
今年出走するミステリーベルン、ボンボンショコラは実績的には昨年のグローリアスライブを凌ぐレベル。
最後に兵庫から参戦するキクノナナの取り扱い。
過去5年、馬券に絡んだ愛知・笠松勢を見ると、地元戦で好走を続けて岩手に乗り込んできていた。キクノナナは今年に入って掲示板がやっと。過度の期待は禁物か。
[結論]
買いたいなと思うのは4頭。内から順番に。
❻レッドカード 南関東のOP特別で好走+ホッカイドウ競馬の重賞で連対
❿ボンボンショコラ 南関東の重賞で連続④着。実績最上位。
⓬アンズビジン トライアルのあやめ賞の勝ち馬
ポイントとなるのは昨年の優勝馬グローリアスライブ。ホッカイドウ競馬時代は重賞競走で掲示板を確保。そして、南関東に移ってからは③着を外さず、3歳一組戦で馬券に絡みました。これに似た軌跡を辿っているのが❻レッドカード。こちらはホッカイドウ競馬時代に重賞・ブロッサムカップで②着。そして南関東に移ってからはOP特別で⑤④着。距離不安のあるボンボンショコラが人気ならこちらから入る手はあるのでは。
馬券は❻から❽❿⓬へ馬複と3連複で流す馬券。
《結 果 発 表》
➇ボンボンショコラは強かった。何とか⑥レッドカードは2着確保。
20年 門別 第10回 コスモバルク記念を考える
4/23 木曜日に門別競馬場で行われる 第10回 コスモバルク記念(ダ1800m・発走20:40)
ホッカイドウ競馬でデビューし、JRAの芝重賞、更には海外GⅠで勝ち星を挙げたコスモバルク。その功績を称え、名を冠したレースも今年で10回目を迎えます。
過去5年の結果を調べ、レース傾向や好走馬の特徴、共通項などを炙り出してみたいと思います。
■コスモバルク記念の出馬表はコチラ👇
[ポイント①] 前年の道営記念好走馬に注目
ホッカイドウ競馬は開幕直後。新年度、最初に行われる重賞競走がこのコスモバルク記念となります。毎年、ホッカイドウ競馬の中、長距離カテゴリーの一線級が出走しますが、過去5年の③着以内15頭を調べると
前年度の道営記念(グランプリ)に出走 ⇒ 15頭中11頭が該当
その11頭の前年、道営記念の結果はどうだったのでしょう?
15年 ①着 ①着(1番人気)
③着 ②着(4番人気)
16年 ①着 ②着(2番人気)
②着 ⑦着(3番人気)※15年王冠賞(門別1800m)優勝
17年 ①着 ②着(1番人気)
②着 ⑥着(2番人気)※16年王冠賞(門別1800m)②着
③着 ③着(5番人気)
18年 ②着 ③着(2番人気)
③着 ②着(1番人気)
19年 ①着 ①着(1番人気)
③着 ③着(4番人気)
☆太字は過去のコスモバルク記念で③着以内に好走歴あり
基本的には③着以内、もしくは前年の王冠賞で連対しているのが望ましいですね。
また太字で記した通り、過去の好走馬が好調なのも特徴。リピーターは侮れません。
さて、15頭中、非該当馬4頭中2頭はJRAからの移籍組。
JRAでの最終格付けはOP、準OPが各1頭。
また前2走以内に④着以内と善戦していた。凡退続き、頭打ちで転入してきた馬は割り引いて考えたいところ。
残る2頭中1頭は2年前の当レースを制しており、もう1頭は前年、同じ門別1800mを舞台に行われた王冠賞を楽勝していました。
①前年の道営記念③着以内馬に注目
②非道営記念出走馬でも過去のコスモバルク記念好走馬、前年王冠賞連対馬は軽視不可
③JRA移籍組は最終格付け準OP以上+前2走で➃着以内に入っているかチェック
では今年の出走馬で上記の条件を満たしているのは・・・
❶ドラゴンエアル 18、19年コスモバルク記念好走
❻リンノレジェンド 19年道営記念①着
❾モズオトコマエ 19年道営記念③着
[結論]
JRAからの強力な移籍組が不在となる今年は前年、道営記念上位馬とリピーターによる争いとなるのが濃厚でしょう。
さて、前年、道営記念上位馬ですが、着順毎にコスモバルク記念での成績をまとめると
☆左から古い順(不は不出走)
道営記念①着馬 ①不不⑧① ワイド率66%
道営記念②着馬 ③①①①不 ワイド率100%
道営記念③着馬 ⑧⑦③②② ワイド率60%
②着馬が狙い目となることがよく分かります。
また9歳以上の高齢馬が劣勢である点からリピーターのドラゴンエアルも軸には据えづらいところ。
馬券は❸ステージインパクトの単勝と❶❻❾への馬複と3連複を狙ってみたいところですね。
《結 果 発 表》
令和2年 浦和 第58回 しらさぎ賞を考えてみた
4/22 水曜日に浦和競馬場で行われる 第58回 しらさぎ賞(ダ1400m・発走16:35)
過去5年の結果を調べ、レース傾向や好走馬の特徴、共通項などを炙り出してみたいと思います。
しらさぎ賞の出馬表はコチラ👇
[ポイント①] 買える臨戦過程は、はっきりしている!
2015年から地方競馬全国交流レースに。凄く簡単に言うと全国、どの競馬場の牝馬でも遠征できるように。またしらさぎ賞の優先出走権というのもありまして・・・
②交流重賞マリーンカップ(@船橋競馬場)で上位5着以内のうち南関東所属上位2頭
こちらに該当すると、優先して出走が可能となります。浦和1400mのフルゲートはたったの12頭。枠が少ないだけに、やっぱりほしい優先出走権という側面も。
こちらを踏まえまして、過去5年、馬券に絡んだ15頭の前走を調べてみると・・・
浦和・ティアラカップ(トライアル) 6頭
大井・シンデレラマイル 2頭
川崎・エンプレス杯 1頭
浦和・春光特別(B2B3特別) 1頭
大井・隅田川OP 1頭
いやあ、トライアルのティアラカップ、マリーンカップを経由した馬が半数以上を占める結果になりました。もう一段階踏み込んで、それでは前走で何着までに入っていれば、しらさぎ賞で狙えるのか!?も検証してみました。
レース名、(しらさぎ賞で)馬券に絡んだ頭数
前走着順(着差)※15年から順に 太字は②着との着差
◆ティアラC組 6頭
➃着(0.6秒)、①着(0.2秒)、②着(0.2秒)、③着(0.5秒)、⑦着(0.7秒)、①着(0.2秒)⇒勝つか、敗れても0.7秒差以内なら買える!
◇マリーンC組 3頭
⑨着(3.4秒)、⑦着(3.1秒)、⑥着(1.8秒)⇒一桁着順。
◆シンデレラマイル組 2頭
①着(1.0秒)、②着(0.0秒)⇒②着以内なら買える。
残る4鞍をステップに臨んだ馬はいずれも③着止まりでした。つまり・・・
ティアラC組 ⇒ 勝つか、勝ち馬から0.7秒差以内
マリーンC組 ⇒ 一桁着順
シンデレラマイル組 ⇒ ②着以内
以上に該当した馬だけ連対を狙える資格がある!
という結論になります。では今年の出走馬で上記の条件を満たしているのは・・・
◆ティアラC組
❺ヴィルトファン ティアラC①着
◇マリーンC組
❸ストロングハート
以上の2頭が浮上してきます。
[ポイント②] 斤量、枠順ひとつで跳んで埼玉
さて、重賞なんですが、別定重量戦。分かりやすく言うと、各馬の実績に応じて負担重量が変わるということ。決定される基準を記すと、
南関東所属馬はA1格付け=56キロ、A2格付け=54キロ、B1以下格付け=52キロ
※他地区所属馬は南関東格付け基準表によって決定。
更に!
指定期間(2018年4月1日から2020年4月10日)のダートグレード競走優勝馬は2キロ、地方競馬重賞優勝馬は1キロの負担増となる(2歳時のグレード・グループ優勝は対象外)
例を出しますと、今年出走する❾トーセンガーネットは
南関東A1格付け56キロ+1キロ(地方競馬重賞勝ち)=57キロ
という斤量設定になります。最も軽い馬との斤量差は何と5キロ!ハンデ戦かと見紛うほどの斤量差ですよね。
では、過去5年、③着以内に入った馬たちの斤量はどうだったのか?というと
斤量、出走頭数、[1着・2着・3着・着外]
●52キロ 15頭 [1・0・1・13]
●53キロ 6頭 [0・0・0・6]
●54キロ 14頭 [2・3・1・8]
●55キロ 5頭 [0・0・0・5]
●56キロ 6頭 [0・2・2・2]
●57キロ 8頭 [2・0・1・5]
●58キロ 1頭 [0・0・0・1]
となり、52キロの軽量は魅力でも、意外と結果が出ておらず、安定度の高さなら56キロ、①着を狙うなら54、57キロが適任ということがわかります。
もうひとつ、枠順別の成績を並べてみましょう。
●1~2枠 10頭 [0・1・1・8]
●3~5枠 20頭 [5・4・1・10]
●6~8枠 30頭 [0・0・3・27]
内過ぎても、外過ぎても良くはなく、真ん中の枠に好走馬が偏っております。
また過去5年を見ても
ケンブリッジナイス、プリンセスバリュー、ニシノラピートと過去の好走馬が翌年以降も馬券に絡むケースも多く、ここを照準に仕上げられたリピーターにも注意が必要です。
【結論】
やはりトライアルレースであるティアラCを楽勝したヴィルトファンが気になるところですが、過去5年、ティアラC優勝馬は➃⑤①⑨②着。全幅の信頼は置きづらく、実はティアラCで敗れた馬が巻き返すケースが目立ちます。
それなら本命にはこの馬を
❸ストロングハート
ストロングハートは昨年の③着馬。それも成績的に劣勢な7枠から好走しました。そして今年は絶好の3枠をゲット。馬券圏内はまず堅いと見ていいでしょう。前哨戦を楽勝した❺ヴィルトファン、❶サラーブや転入緒戦の❼クイーンズテソーロがある程度、人気になってくれれば複勝でも買えそうなオッズにならないもんでしょうか。あとは毎年、3~5枠が必ず2頭、馬券に絡んでいるので❹❺❻へのワイドを買う手もありますね。
《結 果 発 表》
結果は本命に推したストロングハートが①着だったのですが、
馬券は人気薄の❹❻へ厚めに買ってしまったため、儲け切れず(泣)
馬券ベタが過ぎる!
令和2年 高知 二十四万石賞を考えてみた
4/19日曜日に高知競馬場で行われる 第36回 二十四万石賞(ダ1900m・発走18:10)
過去5年の結果を調べて、レースの傾向や好走馬の特徴、共通項などを炙り出してみたいと思います。
二十四万石賞の出馬表はコチラ👇
[ポイント①] 珊瑚冠賞、高知県知事賞の実績をチェック
高知競馬で施行される重賞競走の中で最も距離が長いのは、ご存じ、大晦日の名物、高知のグランプリである「高知県知事賞」ですね。こちらは2400mという舞台設定。次に距離が長い重賞は?1900mで行われる「高知優駿(ダービー)」、「黒潮菊花賞」、「珊瑚冠賞」、そして「二十四万石賞」の4つ。前記した2レースが3歳限定、後ろの2つは古馬も参戦可能な競走となっております。→令和2年度 高知競馬重賞一覧
注)令和2年度は西日本ダービー(ダ1900m)が高知競馬場で施行されるが、これは競馬場持ち回りでの開催のため、ノーカウントとした。
当然のことながら、高知のステイヤー!?といっていいのか分かりませんが、長丁場を得意とする古馬は4月 二十四万石賞→9月 珊瑚冠賞→12月 高知県知事賞というローテーションを歩むことになります。それを踏まえて過去5年の二十四万石賞で馬券に絡んだ15頭を見てみると・・・
☆前年の珊瑚冠賞で①~③着☆
15頭中5頭が該当
※年度、二十四万石賞着順、()内は前年珊瑚冠賞着順
19年 ①着(②着) ③着(①着)
18年 ③着(③着)
15年 ②着(②着) ③着(③着)
★前年の高知県知事賞で①~③着★
※年度、二十四万石賞着順、()内は前年高知県知事賞着順
15頭中2頭が該当(太字は前年珊瑚冠賞でも馬券圏内)
16年 ③着(②着)
15年 ③着(①着)
高知県知事賞は結びつきが弱い?と見えますが・・・
◎前年の高知県知事賞で1~2番人気◎
※年度、二十四万石賞着順、()内は前年高知県知事賞の人気と着順
19年 ③着(1番人気⑫着)
18年 ①着(2番人気⑫着)
16年 ①着(1番人気⑦着)
15年 ③着(1番人気①着)
このように人気に支持されたが、2400mが長過ぎて凡退して閉まった馬の巻き返しも多くみられます。
つまり、狙い目になるのは・・・
1⃣前年の珊瑚冠賞、高知県知事賞の①~③着馬
2⃣前年の高知県知事賞で1~2番人気と高い支持を集めた馬
20年の出走メンバーからピックアップすると・・・
❷ウォーターマーズ
19年 珊瑚冠賞②着 19年高知県県知事賞2番人気②着
が浮かび上がってきます。
[ポイント②] 長丁場は騎手の腕が重要じゃけん!
永森 大智
赤岡 修次
宮川 実
西川 敏弘
この並びだけでピーンと来た人は高知競馬通!そう、これは2019年度の高知競馬リーディング上位4騎手。では、この4名の過去5年の二十四万石賞の成績はというと
永森 大智 ③③③不⑤ 0%/105%
赤岡 修次 不①⑤①② 172.5%/102.5%
宮川 実 ⑧⑩➃②⑨ 0%/32%
西川 敏弘 ⑥⑧①③⑥ 54%/46%
2012年以降、毎年、リーディング1、2位に君臨している赤岡、永森騎手がやはり頼りになりますね。
今年、2騎手が騎乗するのは
赤岡騎手 ❹キャプテンオリオン
永森騎手 ❾マイネルサリューエ
では、トレーナーはどうかというと
19年リーディング順位、調教師名、過去5年の着順(左から①着・②着・③着・着外)、単勝/複勝回収率
①打越 勇児 [0・1・0・4] 0%/32%
②雑賀 正光 [0・1・3・8] 0%/43%
③田中 守 [1・1・1・2] 72%/170%
⑥松木 啓助 [3・0・1・3] 2491%/307%
こちらはジョッキーとは逆に1、2位よりも3位以下の方が好成績を収めているという結果に。ちなみに松木厩舎は11番人気ながら優勝した19年のエイシンファイヤーが回収率を押し上げている格好ですが、これを除いても単勝回収率は100%に。
もう少し踏み込んで、過去5年、田中守厩舎、松木啓助厩舎の好走した管理馬には一体、どの騎手が乗っていたのかを見てみると
田中 守厩舎
18年 ①着 イッツガナハプン 赤岡
19年 ②着 キャプテンオリオン 赤岡
③着 イッツガナハプン 倉兼
《田中守✖赤岡=⑤①②着》
松木 啓助厩舎
16年 ①着 メイショウツチヤマ 赤岡
17年 ①着 セトノプロミス 西川
18年 ③着 ワイルドコットン 西川
19年 ①着 エイシンファイヤー 山崎雅
《松木啓助✖西川=①③着》
今年、田中守、松木啓助厩舎の管理馬は
田中 守厩舎
❹キャプテンオリオン 赤岡J
松木 啓助厩舎
❶エイシンファイヤ― 山崎雅J
❿ワイルドコットン 宮川実J
このラインナップであれば❹キャプテンオリオンが狙い目になりそうです。
【結論】
❷ウォーターマーズ
❹キャプテンオリオン
前年の珊瑚冠賞好走馬、それから田中守厩舎の管理馬はともに①着候補というよりは③着以内を拾うイメージ。馬券は2頭軸の3連複、もしくはワイド1点買いがオススメです!
《結果発表》
推した2頭がワンツー!
2つのニュース
3日からスタートした仕事がようやくひと段落。
今晩は親しい方達と新年会テイストの会食。
一応、競馬マスコミの端くれとして、角居調教師の勇退のニュースについて。
周りはビックリ!ドッキリ!な反応が目立ったものの、自分は特にショックは受けず、冷静に師の決断を受け止めていた。
著書を読んでいると分かるが、あれだけ密にスタッフとコミュニケーションを取っている師である。決して独断だけで推し進めた結果ではなかろうし、解散後のことまでもう頭の中に描いていると思われる。
師の勇退が競馬界において、損失なのは分かる。イズムという言葉は好きではないが、吉田直師、村山師など、角居厩舎から巣立ち、厩舎を構えているトレーナーの中に息づき、今後もつながっていくのだと思う。
サンクスホースプロジェクトは師の性格を思うと、競馬界を離れても継続されるんではないかと推測。“馬”にお世話になった恩は忘れないし、消えないとおそらくお考えだろうから。
改めて師の著書をもう1度読み直そうと考えている。
そして、星野仙一さんの訃報。
小学生時代、障害をもっていた同級生を毎日、おんぶして学校を通ったというエピソード。
時に、激しく怒ることもあったのは事実。賛否両論あるが、本当は心の優しい方だと思う。
中日監督時代より数多くの激しい抗議をしていたが、元セ・リーグ審判員の谷博によればほとんどがファンを盛り上げるための演技で、審判に断りを入れてから開始していたという。監督として中日(4回)、阪神(1回)、楽天(1回)合わせて6度の退場処分を受けている。現役時代はなし。(ウィキペディアから引用)
ファンに迷惑、心配をかけずにひっそりと人生の幕を閉じた。
ご冥福をお祈りしたい。