「過去問」から読み解くケイバ

ターゲットは主に地方競馬の重賞競走。過去5〜10年の結果からレース傾向を分析。狙い目となる馬を炙り出したい🐎

令和2年 浦和 第58回 しらさぎ賞を考えてみた

4/22 水曜日に浦和競馬場で行われる 第58回 しらさぎ賞(ダ1400m・発走16:35)

 

牝馬限定の地方交流重賞として定着しているこちらの競走。

過去5年の結果を調べ、レース傾向や好走馬の特徴、共通項などを炙り出してみたいと思います。

 

しらさぎ賞の出馬表はコチラ👇

  

www.keiba.go.jp

 

[ポイント①] 買える臨戦過程は、はっきりしている!

 

2015年から地方競馬全国交流レースに。凄く簡単に言うと全国、どの競馬場の牝馬でも遠征できるように。またしらさぎ賞の優先出走権というのもありまして・・・

 

①トライアルのティアラカップ(@浦和競馬場)上位2着

交流重賞マリーンカップ(@船橋競馬場)で上位5着以内のうち南関東所属上位2頭

 

こちらに該当すると、優先して出走が可能となります。浦和1400mのフルゲートはたったの12頭。枠が少ないだけに、やっぱりほしい優先出走権という側面も。

こちらを踏まえまして、過去5年、馬券に絡んだ15頭の前走を調べてみると・・・

 

浦和・ティアラカップ(トライアル) 6頭

船橋マリーンカップ(トライアル) 3頭 

大井・シンデレラマイル       2頭

船橋柏の葉OP          1頭

川崎・エンプレス杯         1頭

浦和・春光特別(B2B3特別)   1頭

大井・隅田川OP          1頭

 

いやあ、トライアルのティアラカップマリーンカップを経由した馬が半数以上を占める結果になりました。もう一段階踏み込んで、それでは前走で何着までに入っていれば、しらさぎ賞で狙えるのか!?も検証してみました。

 

レース名、(しらさぎ賞で)馬券に絡んだ頭数

前走着順(着差)※15年から順に 太字は②着との着差

◆ティアラC組 6頭

➃着(0.6秒)、①着(0.2秒)、②着(0.2秒)、③着(0.5秒)、⑦着(0.7秒)、①着(0.2秒)⇒勝つか、敗れても0.7秒差以内なら買える!

◇マリーンC組 3頭

⑨着(3.4秒)、⑦着(3.1秒)、⑥着(1.8秒)⇒一桁着順。

◆シンデレラマイル組 2頭

①着(1.0秒)、②着(0.0秒)⇒②着以内なら買える。

 

残る4鞍をステップに臨んだ馬はいずれも③着止まりでした。つまり・・・

 

ティアラC組 ⇒ 勝つか、勝ち馬から0.7秒差以内

マリーンC組 ⇒ 一桁着順

シンデレラマイル組 ⇒ ②着以内

以上に該当した馬だけ連対を狙える資格がある!

という結論になります。では今年の出走馬で上記の条件を満たしているのは・・・

 

◆ティアラC組

ヴィルトファン ティアラC①着

db.netkeiba.com

 

◇マリーンC組

ストロングハート

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以上の2頭が浮上してきます。

 

 

[ポイント②] 斤量、枠順ひとつで跳んで埼玉

 

さて、重賞なんですが、別定重量戦。分かりやすく言うと、各馬の実績に応じて負担重量が変わるということ。決定される基準を記すと、

 

南関東所属馬はA1格付け=56キロ、A2格付け=54キロ、B1以下格付け=52キロ

※他地区所属馬は南関東格付け基準表によって決定。

 

更に!

 

指定期間(2018年4月1日から2020年4月10日)のダートグレード競走勝馬は2キロ、地方競馬重賞優勝馬は1キロの負担増となる(2歳時のグレード・グループ優勝は対象外)

 

例を出しますと、今年出走する❾トーセンガーネット

 

南関東A1格付け56キロ+1キロ(地方競馬重賞勝ち)=57キロ

 

という斤量設定になります。最も軽い馬との斤量差は何と5キロ!ハンデ戦かと見紛うほどの斤量差ですよね。

 

では、過去5年、③着以内に入った馬たちの斤量はどうだったのか?というと

 

斤量、出走頭数、[1着・2着・3着・着外]

●52キロ 15頭 [1・0・1・13]

●53キロ 6頭 [0・0・0・6]

●54キロ 14頭 [2・3・1・8]

●55キロ 5頭 [0・0・0・5]

●56キロ 6頭 [0・2・2・2]

●57キロ 8頭 [2・0・1・5]

●58キロ 1頭 [0・0・0・1]

 

となり、52キロの軽量は魅力でも、意外と結果が出ておらず、安定度の高さなら56キロ、①着を狙うなら54、57キロが適任ということがわかります。

 

もうひとつ、枠順別の成績を並べてみましょう。

 

●1~2枠 10頭 [0・1・1・8]

●3~5枠 20頭 [5・4・1・10]

●6~8枠 30頭 [0・0・3・27]

 

内過ぎても、外過ぎても良くはなく、真ん中の枠に好走馬が偏っております。

 

また過去5年を見ても

ケンブリッジナイスプリンセスバリューニシノラピートと過去の好走馬が翌年以降も馬券に絡むケースも多く、ここを照準に仕上げられたリピーターにも注意が必要です。

 

【結論】

 

やはりトライアルレースであるティアラCを楽勝したヴィルトファンが気になるところですが、過去5年、ティアラC優勝馬は➃⑤①⑨②着。全幅の信頼は置きづらく、実はティアラCで敗れた馬が巻き返すケースが目立ちます。

 

それなら本命にはこの馬を

 

ストロングハート

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ストロングハートは昨年の③着馬。それも成績的に劣勢な7枠から好走しました。そして今年は絶好の3枠をゲット。馬券圏内はまず堅いと見ていいでしょう。前哨戦を楽勝した❺ヴィルトファン、❶サラーブや転入緒戦の❼クイーンズテソーロがある程度、人気になってくれれば複勝でも買えそうなオッズにならないもんでしょうか。あとは毎年、3~5枠が必ず2頭、馬券に絡んでいるので❹❺❻へのワイドを買う手もありますね。

 

《結 果 発 表》

 

結果は本命に推したストロングハートが①着だったのですが、

馬券は人気薄の❹❻へ厚めに買ってしまったため、儲け切れず(泣)

馬券ベタが過ぎる!

 

 

www.youtube.com

 

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20年しらさぎ賞結果