20年 TCK 第34回 東京プリンセス賞を考える
4/28 火曜日にTCK・大井競馬場で行われる 第34回 東京プリンセス賞(ダ1800m・3歳牝馬・発走20:10)
■東京プリンセス賞の出馬表はコチラ👇
[ポイント①] 浦和桜花賞の成績を鵜呑みにすると危険!?
南関東の牝馬3冠ロード。その第1弾は浦和競馬場で行われる桜花賞。
では、過去5年(2015~19)の浦和桜花賞③着以内馬が東京プリンセス賞でどんな成績だったのかを調べてみると・・・
浦和桜花賞着順、東京プリンセス賞着順(左から2015⇒19)※不=不出走
①着馬 ③③不②①着 連対率 50%
②着馬 不①⑦不⑨着 連対率 33%
③着馬 ⑭⑪⑥①②着 連対率 40%
浦和桜花賞①着馬は堅実だが、②、③着馬は凡走も多い。
実際、東京プリンセス賞は過去5回のうち3回では浦和桜花賞で④着以下だった馬が巻き返して連対を果たしています。
では、浦和桜花賞④着以下から巻き返した馬をまとめてみると・・・
2015年
ティーズアライズ 桜花8枠11番➇着 ⇒ 東プリ①着
スターローズ 桜花7枠8番⑨着 ⇒ 東プリ②着
2016年
スアデラ 桜花6枠6番④着 ⇒ 東プリ②着
2017年
アンジュジョリー 桜花6枠6番⑥着 ⇒ 東プリ①着
アップトゥユー 桜花7枠8番➇着 ⇒ 東プリ②着
ステップオブダンス 桜花7枠9番⑤着 ⇒ 東プリ③着
2018年
ゴールドパテック 桜花6枠6番⑦着 ⇒ 東プリ③着
桜花賞が行われる浦和1600mはコース形状から内枠が絶対的に有利。お分かりいただける通り、浦和桜花賞は外枠が祟って凡退した馬が巻き返していることがよく分かります。一応、上記した馬で浦和桜花賞で最も勝ち馬に離されていた馬で着差は2秒7差でした。
今年、浦和桜花賞で6~8枠に入って勝ち馬から2秒7差以内で駆けた馬は・・・
ブロンディーヴァ 浦和桜花賞7枠8番
レイチェルウーズ 浦和桜花賞6枠6番
ミナミン 浦和桜花賞8枠11番
[ポイント②] でも、浦和桜花賞非経由組は辛い
浦和の桜花賞は枠順競馬。と記しましたが、
過去5年の東京プリンセス賞で馬券に絡んだ15頭中14頭は浦和桜花賞に出走歴がありました。唯一の例外は19年の③着馬リトミックグルーヴ。
簡単に振り返っただけでも
15年 2番人気 ジェットシティ ④着
16年 3番人気 オルキスリアン ⑨着
17年 1番人気 ピンクドッグウッド ⑪着
これらが浦和桜花賞非経由ながら実績を買われて上位人気に支持されるも敗れてきた歴史があります。
今年、浦和桜花賞非経由で臨むのは8頭。おそらく上位人気に支持されるであろうカラースキームも過大評価は禁物でしょう。
[結論]
過去、浦和桜花賞で1番人気に支持された馬の東京プリンセス賞での成績は②③②②①着。
また前年暮れにTCK・大井競馬場で行われる地方競馬の2歳牝馬日本一決定戦 東京2歳優駿牝馬の勝ち馬は翌年の東京プリンセス賞で③②①⑪③着。唯一、馬券圏外に敗れたのは浦和桜花賞に出走していなかった17年のピンクドッグウッドでした。
浦和桜花賞で実力を買われ、1番人気に推され、更に東京プリンセス賞の舞台である大井競馬場で2歳女王に輝いたレイチェルウーズ。前走は枠順の差に泣きましたが、今度は巻き返して馬券圏内は堅いと見ます。
もうひとつ面白いデータを挙げると、東京プリンセス賞の過去5回中4回の勝ち馬は着順を問わず、浦和桜花賞で6~8枠に入っていました。つまり、浦和桜花賞で結果が出た出なかったに問わず、外枠で厳しい競馬を経験していたということ。それならブロンディーヴァ、ミナミンと該当する2頭の単勝を押さえ馬券として買うのはありじゃないでしょうか。
馬券
13番レイチェルウーズから2番、4番、10番、11番、15番への馬複
2番ブロンディーヴァ、15番ミナミンの単勝。
◎レイチェルウーズ 浦和桜花賞6枠6番
単穴 ブロンディーヴァ 浦和桜花賞7枠8番
単穴 ミナミン 浦和桜花賞8枠11番
《結 果 発 表》